本日時点で、ジカ熱のシンガポール国内での感染が200例に超えたようです。シンガポールからの渡航者の検査体制を強化したり、シンガポールへの渡航に注意を促す国も増えてきています。
ジカ熱についてどのような病気で、どのくらいのリスクがあるものなのか、そしてどうやって予防をすればいいのかを調べてみました。
ジカ熱の感染経路と予防
ジカ熱の感染経路は主に蚊によるものです。性行為による感染事例も報告されていますが、ジカ熱を予防するためには、まずは蚊にさされないようにすることが大事です。
シンガポールで外出する際は、暑いですがサンダルを避け、できるかぎり肌を露出しないように長袖・長ズボンを着用するといいと思います。また、暑さ対策のためにも、蚊を近寄らせないためにもなるべく白系統の薄い色の服を選ぶといいようです。(蚊は色の濃いものに近づく習性があるようです。)
首回りはどうしても露出してしまうため、女性であればスカーフを、男性であれば手ぬぐいのような薄手のタオルを巻いておくといいと良さそうです。
また、シンガポールで長袖長ズボンだと、汗をかくのでインナーの替えと、水分補給用のお水を常備しておくと良いと思います。
ジカ熱の兆候と症状と治療
ジカ熱に感染しても、8割のひとにはほとんど症状が現れないようです。潜伏期間は2日から12日ほどで、症状が出たとしても、軽い発熱・筋肉痛・関節痛・発疹・結膜炎などのようですので、ジカ熱に感染しても自覚するのはかなり難しいと思われます。
ジカ熱自体の症状は軽いのですが、小頭症との関連が強く疑われているため、妊婦やこれから妊娠される方は特に気をつけたほうがいい病気です。
現在のところ有効な治療法はないのですが、ほとんどの場合安静にしていれば、1週間以内は回復します。
まとめ
- ジカ熱対策の基本は蚊の対策
- 蚊の対策としては、肌の露出を避ける
- 小頭症との関連が強く疑われているため、妊婦やこれから妊娠する方は特に注意が必要
参考